実験の目的

この実証実験の目的は、蔵出しみかんを長期間保管する際のカビや腐敗を減らすことです。通常、みかんは防カビ処理を行ってから保管されますが、安全で安心して食べられるために、特定の乳酸菌を表面に散布しました。この乳酸菌は、カビや腐敗を低減させる効果が期待されています。また、みかん栽培にはいくつかの改善が必要な課題がありますが、今回は特に貯蔵中に発生するカビや腐敗の発生率を測定し、その効果を検証することを目指しています。

検証試験実施日:2024/12/7

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実験方法

午前中、数本のみかんに乳酸菌散布

乳酸菌ゼリーを10倍希釈と100倍希釈

使用機材:5Lの噴霧器

しっかり乾燥させるため、収穫は数時間後

散布済みみかんと未散布みかんを同じ畑、同じ日時に収穫

1検体あたり150キロのミカンを確保 計四検体600キロ

そのまま貯蔵用の木箱にセット

各100キロ程度(木箱にして8箱程度)

収穫後の1か月と2か月の2回、貯蔵状態を調べる。

木箱毎に腐敗果の数をカウント(サンプル各8)

両者に有意な違いがあるかどうかを検討

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使用資材

乳酸菌ゼリー(ラクトバチルスファーメンタム LB-Shiomi) 1L/3000円(税別)

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実験場所

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A地点:10倍 (パウダーTの場合 100倍)

B地点:100倍 (パウダーTの場合 1000倍)

C地点:無散布

A地点

A地点

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B地点

B地点

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貯蔵する蔵

畑の数カ所に同じような蔵があります。